留学に来た理由が、英語のためでも、就活のためでもないお話

f:id:particolarmente:20161114175400j:plain

こんばんは。

お金と時間とエネルギーは、限りのあるものだから、使いみちを大切に選びたいですよね。

私の、使いどころの判断基準は、一つは、今しかできないことであるかどうか。

例えば、最近、女性として外見を整えて飾って楽しむには人生で今がきっとベストタイミングだし、今しかできないお洒落があるよなと思って、反省しました。なんかいろいろ頑張る。とりあえず走る。

もう一つは、投資であるかどうか。その中でも特に、人生を長期的に見て、リターンが大きいかどうか。

そして、自己投資の中で一番重要なのは、誰にとってもやはり、心と体の健康なんじゃないかな、と思う。生きてなきゃ何もできないし。

だから今、半年という限られた時間をオーストラリアで過ごす中で、もちろん英語の力もつけたいし、仕事のことも最大限学びたいけれど、

睡眠障害で診断書が出たくらい夜型で、心のストレスも溜め込みがちで、内面も外面もぐちゃぐちゃになっていた私にとって、

日本の生活からスパッと綺麗に切り離されたこのタイミングで、新しい生活スタイルや、人生に対する考え方を築くことは、かなり重要なことなのではないか、と思っていて。

今年の3月、たくさんの「〜であるべき」の枷で自分をがんじがらめにし続けた結果、身動きができなくて苦しくなっていた時期に、

たまたま友人との旅行で訪れたオーストラリアで、街の様子を見て、人の生き方を見て、感動して、街中で号泣したことがあった。笑

「成長」とか、「社会における自分の価値」とか、そういうもので頭がいっぱいで、「優れた人間にならなくちゃ」ってずっと思っていたところで、

「なんだ、人生って、楽しめばいいのか」と思えたことは、私にとって大きな気付きだったんだなぁ、と思う。

日本に帰ってきてから知ったのだけれど、オーストラリアって、世界で一番早寝早起きで、睡眠時間が長い国で、

それに対して東京って、世界で一番睡眠時間が短くて、就寝時間の遅い国なんだって。

小学生の頃から睡眠に人生を振り回されて、悩んでいる私だから、街中で泣いたことも、何かを感じたんだろうなぁと思ってしまった。偶然かもしれないけど。笑

それに、オーストラリアって、OECD加盟国（≒先進国）の中で一番、国民幸福度の高い国なんだって。

インターネットはADSLが標準だし、何においても営業時間短すぎだし、ネズミもGもハエもいっぱいいるし、ご飯は全部大味だけど、

空が広くて、海がキラキラしていて、誰も細かいことなんて考えていなくて、皆自分の好きなように人生を生きてる。

日本大好きだし、日本人であることに誇りを持っているけど、多分ここには、私に今足りなくて、必要なものがあるから、それをここで得て、持って帰りたいなぁ。

そう思って、就活を延期して、このタイミングでのオーストラリアへの留学を決めたのでした。

スカイプ面接で、「なんでうちの会社にインターンしに来たいの？」って聞かれた時、「マーケティングが〜」とかじゃなくて、旅行の時の話をして「オーストラリアの人がどういう価値観で生きて、考えて、働いているのか知りたい」って言った私に、「今の話を聞いて、あなたに会うのが楽しみになった」って言ってくれたこの会社は、

暖かくて、思いやりのある率直なコミュニケーションが取れて、チャレンジさせてくれて、学ばせてくれて、とにかく最高の場所です。機会に恵まれたなぁ。

書いていたら、今自分がとても素敵な場所で大切な時間を過ごしていることを改めて感じて、うれしいし、頑張ろうと思えた。

しばらく煮詰まっていた企画も、先週末くらいから前が見えてきて、いい感じです。がんばる。

おやすみなさい！