ねこさかな日記

わたしの人生の備忘録。成長日記。

肩の力を抜いて「まあいっか」で、世界がイージーモードになる気がするお話

こんにちは。オーストラリア留学中のわたしです。

先日、シドニーの都心から少し離れたところに観光に出かけてまして。

乗ってた電車が止まったんですよ。次の次の駅で不具合が発生したとかで、全線停止。

 

止まってすぐに、「10~15分で回復の見込みです」なんてアナウンスが流れてたんですが、15分後に「10~15分で回復の見込みです」と再度アナウンス。笑

中国人の観光で来ていると思われる方が、思わず「さっき15分って言ったやないけ!!」とツッコミを入れていました。私も心の中で入れたよ。

 

でも、周りにいるオージーは、全く気にしていない様子。

前の席に座っていた二人組は、ずっと会話しているのに、電車が止まったことを一言も会話に出さない。「え?大丈夫?気付いてる?30分くらい電車止まってるよ?」って感じ。

 

一時間経っても電車が動かないので、さすがに帰り遅くなるの嫌だな~とか思ってそわそわし始め、窓の外にふと目をやると、皆、自販機でポテチを買ってる。

そして、電車の中に持って帰ってきて、皆ポテチを食べ始める。暇だから。笑

 

皆がポテチを食べ終えたころ、電車は無事に動き出し、目的地には約一時間半遅れで到着したのでした。まぁ何も問題なかったよ、確かに。

 

そんな感じで、オージーたちは電車が止まっても、バスが来なくても、基本的に全く気にしません。

 

この間なんて、駅の大きなエスカレーターが人がたくさん上っている中で突然急停止して、さすがに皆一瞬「え!?」ってどよめいたけど、5秒くらいどよめいた後、皆黙ってそのエスカレーターを登り始めていました。何も言わずに。笑

日本だったら、駅員さんに文句を言う人も出てくるかもしれないし、駅員さんが出てきて謝罪することだってあると思うのだけれど、全くそんな様子はなく。

 

日本で同じことが起きたときに、駅員さんに文句を言う人って「駅に対して100%の抜かりないサービスを期待している」んですよね、きっと。

そして謝罪しに出てくる駅員さんも、「自分が100%の抜かりないサービスを期待されていると認識している」。

そうやって、相手に対しても自分に対しても、責任と義務を感じて、お互いがお互いを、自分で自分を、窮屈にしてしまっている気がします。

人に対しても自分に対しても、ハードルを上げて、ずっと緊張状態!みたいな。

 

でも、バスだって電車だってエスカレーターだって、作ってるのも管理してるのも人間なんだから、100%なんて無理。

そんな風に、オージーたちは何かトラブルがあっても「人間だもんねー」って思っているのではないでしょうか。

人間のすることに対して、過度に期待し過ぎていないから、何かトラブルが起こった時でも、焦ったり、取り乱して怒ったりすることが無いんじゃないかなぁ。

 

自分が何かをするときも、人に何かをしてもらうときも、「人間だもんね」「まぁいっか」っていう姿勢でいられたら、きっと肩の力も抜けて、人生をもっと余裕を持って楽しめるんじゃないかなぁ、と思ったのでした。

 

 海外のポテチだいすき。