こんばんは。
最近、お世話になっている先輩に言われて、結構自分の中で、これって真理なんじゃないか、と腑に落ちている言葉があります。
その日わたしはいつものように、例の先輩と「お仕事どうですか~」なんて世間話をしていて。
その人は学生時代にとてもよくしてもらっていた先輩で、春からの社会人生活の中で、かなりの負荷をかけられながらも、本気で努力し、結果を出し始めている素敵な人です。
その人がふとした時に言ったのです、
「好きなことを仕事にして本当に良かった。思うような結果が出なかったり、つまづくことがあってつらくても、頑張り続けられるから」
と。
人にはたくさんの”好きなこと”があります。
わたしで言えば、おいしいご飯を食べること、ベッドで猫とだらだらすること、音楽を聴くこと…
でも、”好きなことを仕事にしよう”という文脈において言える”好きなこと”っていうのはきっとそれとはまた違くて。
「好きなことを仕事に…って言っても、その時の”好き”の定義って何ですか?」と聞いてみて、返ってきたのがこの言葉です。
「好きなことっていうのは、他の誰にも負けたくないって思えることかな。」
わたしは、上に書いた”好きなこと”のどれも、「負けたくない!」とは思わない。
でも、自分がプライドを持っていることだったり、自分のアイデンティティになっていることだったり、今までそれなりに頑張ってきたことだったりに対しては、「これは誰にも負けたくない!」って思います。すごく思う。
この先輩の言葉を聞いて、そうか、”本当に好きなこと”っていうのは、”誰にも負けたくないこと”のことなんだな、と、腑に落ちたのでした。
誰にも負けたくないことだから、自分の価値証明とか、自分らしさを保つために大切なことだから、だからこそ、ライバルが現れても、少しくらいうまくいかなくっても、自分を守るために体の底からものすごいエネルギーが湧いてきて、頑張り続けられるんだな、って。
好きじゃないことを仕事にして、負荷をかけながら義務感で頑張るのは、向かい風の中走り続けるようなもので、とても苦しいことなのかな。
自分の「本当の好きなこと」を突き詰める人生に、したいな、しなくちゃ、絶対してやる、と思ったのでした。