ねこさかな日記

わたしの人生の備忘録。成長日記。

カフェでお客さんとミーティングする時の注文における暗黙の了解を無くしたいお話

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こんばんは。

今日はオフィスにお客さんを数名招いてのミーティングがあったのだけれど、ミーティングの直前におつかいを頼まれ、コーヒーとドーナツを6つずつ抱えて電話に出ながらオフィスまで駆け戻っている時、自分の”プラダを着た悪魔感”に少しだけ自惚れました。自惚れてたらコーヒーちょっとこぼしました。ごめんなさい。

 

今日はそんな中で感じたこと。

日本でお客さんとミーティングをする時って、お客さんが頼んだ飲み物を頼むみたいなところありますよね。

ルノアールで水出しアイスコーヒーとか頼んで、「ぼくもそれで」みたいな。

というか、わたしも、社会人の方とお茶する機会があった時には、どんなにキャラメルマキアートが飲みたい気分だったとしても、無難なものを頼むようにしていました。

その感じが、なんかビジネスしてるっぽくてかっこいいって思っていました。笑

 

でもこちらでは、必ず自分の好きなものを、好きなように頼みます。

上司がプレーンなラテを頼んでいても、部下はアーモンドカプチーノ(ソイ)(デカフェ)を頼みます。その場にいないメンバーやお客さんの分を買う時は「彼は甘いものが好きだからカフェモカかな?」なんて、皆で考えて、自由に選びます。

 

その様子がなんだか新鮮だったので、「素敵、日本でこういう暗黙の了解があったから」って話をしたら、

「なんで?自分の好きなものを頼むことで自分もその時間を最大限を楽しむべきだし、お客さんだって別に君にそんなこと求めていないだろう。そもそも、ブレンドがカプチーノよりも無難だっていうのは、誰が決めたんだ?」

「相手の好みがわからないなら、事前に聞けばいいんだよ。当日はコーヒーを用意しようと思うんだけど、何が好きですか?って。それが当日アイスブレイクになることもよくあるよね」

って、言われました。その通りだなぁと思いました。合理的。

 

それに、わたしがお客さんだったら、無難なものを用意されるよりも、相手が自分の好みを考えて用意してくれた方が嬉しいし、楽しいな。

別にコーヒーを飲みにきてるわけじゃないのだから、少しくらい自分の好みから離れたものが出てきたって、それでもいいと思う。

それに、もし2回目に訪ねた時に自分の好みを覚えてくれていたりしたら、とっても嬉しいよね。

ビジネスも恋愛と一緒で、「あなたのことを真剣に考えていますよ」って伝えることが一番響くのだと思う。

 

就活生のスーツなんかもそうだけど、

最も装飾の無いものを"無難"と決めて、多くの人がそれを選ぶことで、周りの人もそれに従うようになって、自分らしく伸び伸びといられなくなってしまうのは、とても非合理的で、誰も幸せにならなくて、つめたくて、閉塞感のあることだなと感じました。

 

明日はもう木曜日。早いな。頑張ります。

それでは。

  

The Devil Wears Prada

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